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子どもの教育資金を貯めるには?学資保険と貯蓄型の終身保険のメリットとデメリット
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- 2015年11月18日
\r\n\r\n「大きくなったら何になりたい?」と聞けば、「警察官」「恐竜博士」「お寿司屋さん(お寿司が食べ放題だと思っている)」と毎回答えが変わる我が家の息子。\r\n\r\nちょっぴりの期待と大きな不安を抱えながら子育てする母です。\r\n\r\n今回は、子どもが大きくなるにつれて必要になってくる教育費の貯蓄に関係する保険のお話です。\r\n
大学までにかかる学習費は公立942万円、私立2,286万円!
\r\n文部科学省が発表している幼稚園から大学までの学習費総額は、全て公立で平均942万円、全て私立で平均2,286万円(!)となっています。(※1)\r\n\r\nこの学習費総額には、授業料や給食費などを含む学費と、塾などの学校外学費などが含まれています。\r\n国から支給される児童手当を全額貯金すると、198万円程度(一人っ子の場合。家庭の収入状況によっても変わります)ですが、それだけでは足りないですよね。\r\n\r\n高校から大学にかけて教育資金が大きく膨らみます。\r\nその時期に備えて、どうやって教育資金を用意するのか?それが大きな問題です。\r\n\r\n(※1)家計負担の現状と教育投資の水準:文部科学省\r\nhttp://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab200901/detail/1296707.htm\r\n
教育資金を貯めるときに大事な3箇条
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- 長期間でこつこつと貯める
- 貯めたお金に手を付けない
- 教育資金が膨らんでいく中学校以前に貯めるのがベター
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\r\nこの3箇条を守るためには、給料から天引きにして貯める、銀行などに積立貯蓄をする、投資信託などで長期運用をする、など色々な方法がありますが、今回は保険を利用した方法をご紹介します。\r\n\r\n子どもの学費を貯めることができる2つの保険、「学資保険」と「低解約返戻金型の終身保険」をご紹介します 。\r\n
学資保険は「教育費の貯蓄を目的とした保険」
\r\n「学資保険」は名前の通り、子どもの教育費などに必要となるお金の貯蓄目的とした保険です。\r\n\r\n「低解約返戻金型の終身保険」は、前回の記事(意外と知られていない?リスクに備えながら貯蓄もできる生命保険)で説明した生命保険(死亡保険)の1つで、「学資保険」ではありませんが、貯蓄することが可能なため、教育資金の用意として契約される場合がある商品です。\r\n\r\nどちらも共通する点は、以下の二点です。\r\n
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- 毎月決まった保険料を支払い期間を決めて支払う
- 高校入学や大学入学時など学費がまとまって必要となるような場面に合わせて、返戻金を受け取ることができる
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学資保険と低解約返戻金型の終身保険、それぞれのメリットとデメリット
\r\n例えば、こんな条件の保険に加入したとします。\r\n
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- 保険料月額15,000円
- 支払い期間 10年
- 総支払額は180万円
- 子どもが0歳の時に契約し、18歳の誕生日に返戻金を受け取ると198万円になる(返戻率110%)
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\r\nその時の学資保険、低解約返戻金型の終身保険のメリットとデメリットをまとめてみました。\r\n
学資保険と低解約返戻金型の終身保険、メリットの比較
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学資保険 | 低解約返戻金型の終身保険 | |
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金利の高さ | 現状の銀行の金利よりも高い。\r\n保険契約者(パパやママ)に万が一のことがない場合は、\r\n子どもの18歳に198万円が支払われます。 | |
契約者(パパもしくはママ)に\r\n万が一のことがあった場合 | その後の保険料の支払いが免除されます。\r\n支払い済み保険料は返金されません。\r\n返戻金(198万円)は指定期日(18歳誕生日)に支払われます。 | 終身保険の保険金として、300万円が契約者死亡時に支払われます。\r\nただし、その後の保障はなくなります。 |
景気上昇によるインフレへの対応 | 対応せず。\r\n景気が上がっても返戻金189万円は増えません。 | 景気上昇に対応して、利率が上がり受け取れる金額が\r\n189万円よりも増える可能性もあります。\r\n(保険商品によります) |
\r\nパパやママに万が一があった時の場合の、終身保険の方に300万円と出てきて、「おや!?」と思いませんでしたか?\r\n\r\nこの金額の違いが「学資保険」と「低解約返戻金型の終身保険」の一番大きな違いです。\r\n\r\n低解約返戻金型の終身保険では、契約者の死亡に対してより大きな備えを契約することができるということがわかります。\r\n\r\nまた、今後景気が上がった場合には、低解約返戻金型の終身保険の場合、受け取れる金額が増える可能性がある商品もあります。\r\n\r\n一緒の金額を支払って、万が一の保障が大きく、景気があがれば将来もらえるお金が増えるかもしれないなんて、「低解約返戻金型の終身保険」の方が絶対いいんじゃないの!?と思われるかもしれません。\r\n
学資保険と低解約返戻金型の終身保険、デメリットの比較
\r\n次にデメリットの比較です。\r\n
学資保険 | 低解約返戻金型の終身保険 | |
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解約時 | 解約返戻金は、支払い済みの保険料を下回る場合がある。 | 解約返戻金は、支払い済みの保険料を大きく下回る。 |
保険会社の破綻 | 保険会社が破綻(倒産)した場合、\r\n予定されていた返戻金が下回る可能性があります。 |
\r\n解約時には、どちらも解約返戻金が支払われるため、今まで支払った保険金が全部無駄になるわけではありません。\r\n\r\n注目してほしいのは、低解約返戻金型の終身保険の解約時の解約返戻金は、支払い済みの保険料を大きく下回るというところです。\r\n\r\nメリットのところで、低解約返戻金型の終身保険のほうが死亡時の保障が多くていいやん!(関西弁)と思ったわけですが、落とし穴は解約時にありました。\r\n\r\n漢字ばかりの「低解約返戻金型」という名前は「解約時の返戻金は少ないよ!」という意味なんです。\r\nメリットが高い分、リスクも高いんです。\r\n
結局、学資保険と低解約返戻金型の終身保険どちらがおすすめなのか
\r\nじゃあどっちの保険がいいのでしょうか。\r\n\r\n「教育資金を貯めるときに大事なこと3箇条」の1つ目「長期間でこつこつと貯める」これが一番大事です。\r\n\r\n契約した時は「保険料を毎月払っていくのも大丈夫!」と思っていても、成長につれて塾や習い事など教育費が必要になってきます。\r\n経済的な理由により、収入が不安定になる可能性もあります。\r\n\r\n家庭事情を踏まえて、慎重に選んでいただくのがいいと思います。\r\n\r\n保険商品は、銀行預金のペイオフのようにお金の保証がありません。\r\nその代わりに、金利が高いわけです。\r\n\r\n教育資金を全て保険商品で備えるのではなく、銀行積立などと組み合わせてメリットとデメリットをうまく組み合わせていくのが一番いいのではないでしょうか。\r\n
学資保険と低解約返戻金型終身保険の保険商品まとめ
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学資保険
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- フコク生命「みらいのつばさ」
- ソニー生命「学資保険スクエア」
- 日本生命相互会社「ニッセイ学資保険」
- かんぽ生命保険「学資保険 はじめのかんぽ」
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低解約返戻金型終身保険
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- アメリカンファミリー「WAYS学資プラン」/
- メットライフ生命 「終身保険 つづけトク終身」
- AIG富士生命「E-終身」
- 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「終身保険 一生のお守り」
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「どの保険がいいのか分からない」という方のための相談先
\r\n「保険の商品を一つずつ見るのは大変…」という方のために、保険の見直しや選定について相談できるサイト、サービスもご紹介します。\r\n
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- 【保険の森】保険料の見直し・節約ならプロに無料相談!\r\n月間500件以上の実績がある保険の無料相談サイトです。
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- 中村 万智子
- 大阪生まれの関西人。転勤族のため、現在は福岡に在住。2児のママ。\r\n現在は、フリーランスとして、WEBデザイン、グロースハッカー、ライターとして活動中。
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