乳がん検診、受けたことはありますか？\r\n\r\n子宮がん（特に子宮頸がん）検診は若い女性も罹患する可能性が高いということから、受診率が上がりました。\r\nしかし乳がん検診の受診率は、日本でたったの30％です。\r\n欧米での乳がん検診受診率は70～80％と言われていますので、まだまだ日本の受診率は低いのです。\r\n\r\n乳がんは早期発見できれば完治率の高い病気です。\r\nしかし死亡率も高いとされているのは、まさに乳がん検診の受診率の低さを物語っています。\r\n\r\n最近では北斗晶さんが乳がんであることを告白し、話題になりました。\r\n北斗晶さんも「年齢関係なく、検診に行くこと」を呼びかけています。\r\n\r\n

乳がん検診は大きく分けて4つ

\r\n\r\n「痛そう……」「どんなことをするのかイマイチわからない」というアナタへ。\r\n\r\n乳がん検診は大きく分けて4つあります。\r\n\r\n

\r\n
• 問診

\r\n

• 視触診

\r\n

• マンモグラフィ

\r\n

• 超音波（エコー）

\r\n

\r\n\r\nここで皆様が気になるのは「マンモグラフィ」ではないでしょうか？\r\n「マンモグラフィ」とは、乳房専用のＸ線検査のことです。\r\n\r\n「マンモは痛い！」という定説がはびこっていますよね。\r\n確かに乳房を潰して検査するので、痛そうというイメージは致し方ないですよね。\r\n\r\n痛みの感じ方は人それぞれですが、ほっぺたを思いっきりつねられたぐらいの痛みらしいです。\r\n\r\n※月経前は胸が張っている時期なので、痛みを助長します。検診は控えた方が無難でしょう。\r\n\r\n

マンモグラフィを行う理由、キーワードは「石灰化」

\r\n\r\n確かにマンモグラフィは痛みを伴いますが、微細な石灰化した腫瘍を発見することができます。\r\n\r\n唐突ですが、「石灰化」とは何のことでしょうか？\r\n\r\n乳腺内に出来たカルシウムの固まりで、これ自体は何も悪さをしません。\r\nしかしこれら「石灰化」の中で、がんから出来る副産物の場合があります。\r\n\r\n乳がん検診で「石灰化」を探す理由、おわかり頂けたでしょうか？\r\n「石灰化」を探せるのはマンモグラフィしかいません。\r\n\r\n超音波は微細な石灰化した腫瘍の発見は苦手です。\r\nその代わり、超音波では視触診では気付かなかったしこり（＝がん細胞）を見つけることが出来ます。\r\n\r\nマンモグラフィと超音波は、お互いの苦手分野を補っているのです。\r\n\r\n

4つの乳がん検診項目。何をどう受けたらいいの？

\r\n\r\nここで驚くべきことに、20歳代及び30歳代の乳がん検診は、厚生労働省の指針から外されています。\r\n「若年層（20歳代、30歳代）の検診による乳がんの死亡率減少効果について、根拠となるような研究や報告がなされていない」からで、乳がん検診は40歳代からという考え方なのです。\r\n自治体の乳がん検診補助が出るのも40歳代以降なのです。\r\n\r\nしかしながら、乳がん死亡率が高いことも事実です。\r\n\r\n個人的には、出来れば35歳以降からは2年に1回、乳がん検診（マンモグラフィと超音波含め）を受けましょう。\r\n\r\n自分でも気づいた時に視触診を行うことは重要です。\r\nお風呂に入る前、着替える時など、日常の合間に自分の身体に目を向けること、これが自分を守る第一歩なのかもしれません。\r\n\r\n少しでも異変に気付いたら、迷わず乳腺外科に行ってみましょうね。\r\n\r\n※ただし、第一度近親者（親子・姉妹）に乳がん経験者がいる場合は、年齢関係なく毎年マンモグラフィと超音波（エコー）を受けることをオススメします。

Notice: get_the_author_ID の使用はバージョン 2.8.0 から非推奨になっています ! 代わりに get_the_author_meta('ID') を使ってください。 in /home/kamosu/www/wp-includes/functions.php on line 4334

Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/kamosu/www/wp-includes/formatting.php on line 4791

Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/kamosu/www/wp-includes/formatting.php on line 4791

masayo

薬剤師兼フリーライター。\r\n薬局に勤務する傍ら、web媒体で執筆活動を行っています。東洋医学の知識を活かし、「未病」の啓蒙が目標。\r\nプライベートでは、一男一女のママ。妻、ママ、私の3つの顔をフル回転させながら、猪突猛進の毎日を送っています。\r\nコーヒーがあれば執筆速度が3倍速になるほどのコーヒー中毒です。